Ken Mama in NY’s blog

ニューヨークで子育て中のアラフォー新米ママのサバイバルな日々について

超遠距離恋愛から国際結婚へ・移住は働き方を見つめ直すチャンス

第3の選択ーどこに住むか?

 

国際結婚すると生活拠点をどうするかは

またまた大きな問題。

 

私は悩みまくった結果、

これは「自分の働き方改革だ」

という思いに至った話。

 

 

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私の場合、

超遠距離恋愛から別居婚になったため、

いくつかのパターンを検討することに。

 

・夫が日本に移り住む

・私がアメリカに移り住む

・このまま別居婚

 

超遠距離別居婚は

お互いの仕事や生活パターンを

変えなくていいというのはいいかもしれない、

が、子どもができるとやはり現実的に厳しい…

 

では、

夫が日本に移り住む場合を考える。

私は働いているところで仕事を続け、

配偶者ビザ、つまり在留資格を申請して

呼び寄せるということになる。

 

 日本は地球上で最も暮らしやすい国の1つでしょう。

全般的に:

どう考えても治安はいい方だ。

具合が悪くなったら深く考えずに病院にかけ込めばいい。

公共の場でも清潔だ。

電車は時間通りに走る。

便利すぎるコンビニがあちこちにある。

安くて美味しい出来合いの食べ物が手に入る。

買ったものが壊れていたりする可能性は低い。

お菓子の箱がうまく開かない設計になっていたりしない。

などなど…

 

そもそも普通に日本で暮らしていたら

当たり前すぎて気にならないことだらけ。

みんな「ちゃんと」しているし、

至れり尽くせりのサービスに溢れている。

 

この暮らしを手離すのは惜しい。

会社勤めも続けられる方がいい。

 

しかし、である。

 

夫は日本で仕事を探すことになるだろう。

日本語はまだまだ勉強中だとしても

専門を活かせば仕事はできるかもしれない。

 

そこで考える。

夫の今の仕事はあまり残業がない。

それに引き換え、

私の仕事は残業も結構ある…

 

しかし給与は夫の方が、うーんといい。

 

…そりゃ、同じ仕事ではないから単純に比較はできない。

けども。

 

夫に、その仕事辞めて

日本でもっといい条件の仕事、探そう

って言えなかった💧

夫の価値観と照らし合わせて

その条件に勝てるものは、なかなか無いだろうから…

 

ちょっと話はそれるが、

日本とアメリカの働き方の違いは、

私が数年前から気になっていたことだ。

 

しばらく仕事でニューヨークに滞在したとき、

日本との違いを1番実感してしまったのだ。

 

働き方、

というか、

人生に対する考え方が違う。

 

社会人になってから私にとって

「仕事ほぼイコール人生」

だった。恥ずかしながら。

運良くやりたい仕事を

やらせてもらっていたからかもしれない。

職場に長くいることも苦痛でなかったし、

仕事の後でも、職場の方とつるむのも楽しかった。

 

でもこれって、

一生懸命働いている日本人なら

普通の感覚だったのではないかと思う。

(ちょっと前までは。)

 

アメリカでは、ちがった。

仕事は大事。

でも自分や家族との時間はもっと大事。

職場にずっといることが格好いいわけではない。

むしろそれ以外にやることがないなんて

つまらなさすぎる。

家族がいる人だけじゃなくて、

仕事以外の時間を大事にしている人が多かった。

会社員でも会社員でなくても。

 

根本的な意識が日本と違うのだな、

という印象を受けた。

 

ちょっと前から日本で

「働き方改革」が

すごく言われるようになって、

だからちょっとずつ、

仕事の仕方も

変わってきている方もいるかもしれない。

 

でも

人生、何を大切にしますか、

というところを問われているということを

認識しないと

本当の意味で働き方は改革できない気がする…

雇う方も、雇われる方も。

 

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 国際結婚からきた生活拠点どうする問題、

もうここまできたら

自分の働き方改革のチャンス、

人生を見つめ直すチャンスを頂いたんだ、

ということで

私がアメリカに移る準備を

じんわりと始めることにした。

 

現にビザが下りるまで

1年2ヶ月かかった。

 

ビザの体験はまた今度あらためて…